太陽ニュートリノ
太陽の核融合の最初のステップは陽子と陽子の核融合であるという。
陽子の中ではクォークuudがグルオンの海を運動している。uudとuudが融合すればuuuuddとなるが、uuudddとならなければ安定しないので、一個のuがdにならなければいけない。
uuudddはuudとuddに集合されて、それぞれ陽子と中性子として融合する。
電荷+2/3のuが電荷-1/3のdになるためには、3個の電荷+1/3が外に出なければいけない。
3個の電荷+1/3は陽電子であり、陽電子はニュートリノと共に外に発射されたということになる。
比喩的に言えば、陽電子はニュートリノが開けた穴から発射された。
このニュートリノはほとんど光速で宇宙空間を通り抜ける。
一方、陽電子は電子と遭遇して光子に変化するが、この光子のエネルギーは極めて高く、約10万年かけて他の素粒子や原子と反応して徐々に低エネルギーとなって、主に可視光線や赤外線、紫外線になって地球に届く。