ふしぎのくにの みりぼん  

まえの えに  つぎの えに

いつものように わたしは かわぞいの こみちを あるいていました。ゆうひが とおくのやまに しずんでいます。まえをみると むこうから こどもが うれしそうに はしってきました。
そこで いつも めがさめるんです。もすこしさきを みたかったんですけどね。
そんなことないよ
どこかから かわいいこえがして
きゅうそくに ねむりに ひきずりこまれ・・・

あたまのなかで ちょっとでも いしきすると どんなこわい てんかいにでも なってしまうので、それいじょう かんがえるのは やめました
ゆきが ふってきた、どうりで さっきから さむかったはず
まわりは あたりいちめんの ゆきのはら。ひだりから みぎへ ななめに ゆきが いきおいよく ふって、あ、すこしゆっくりになったかな
ゆきの なかを いっぽんづのの むらさきいろの しかが はしりまわっている
まっしろい ゆきが ゆっくり そらから おちてくる
かがみが あったから、のぞいてみたら
こんな かおに なっていて、びっくり

そして すぐ めが さめました

それから どうなったの
また こどもの こえが しました

まえの えに  つぎの えに