栄花物語の勉強
11:43 2025/02/27
引用：栄花物語 岩波書店
作者は、三十巻までが赤染衛門とされている。
百人一首59:赤染衛門 母は平兼盛の妻 妊娠したまま離別し赤染時用ときもちに再嫁。
やすはらで寝なましものをさ夜更けて 傾ぶくまでの月を見しかな
世はじまりてのち このくにのみかど六十餘代にならせ給にけれど
この次第かきつくすべきにあらず
こちよりての事をぞしるすべき
世のなかに宇多のみかどと申すみかどおはしましけり
そのみかどのおこたちあまたおはしましけるなかに
一のみこ敦仁の親王とましけるぞ位につかせ給けるこそは
醍醐の聖帝とましてよのなかにあめのしためでたきためしにひきたてまつるなれ
朱雀院の子にえもいはずうつくしき女御子がいた。
母は御子が三つの時になくなり、帝は昌子内親王として養育した。
巻第十、ひかげのかづら
はるがすみ野辺に立つらんと思へどもおぼつかなさを隔てつるかな
かすむめる空のけしきはそれながらわが身一つのあらずもあるかな
君まさぬ宿には月ぞひとりすむ古き宮人立ちもとまらで
こぞのけふ今宵の月を見しおりにかからむものとおもひかけきや
雲の上を雲のよそにておもひやる月は変わらずあめの下にて
あふことを今はなきねの夢ならでいつかは君をまたは見るべき
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