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アシモフのロボットと銀河帝国
第1巻
第1話
前の太陽が爆発して鉄よりも重い元素ができて、今の太陽系ができて地球ができて、46億年たった。ぼくの頭の中を整理してたら、かわいいちっちゃな親子があるいてた。お父さんのなまえはナノさん、お母さんのなまえはナナさん、あかちゃんのなまえはオングストロームくん。おお、むずかしいなまえだな。
あかちゃんのせたけは1億分の1センチ。オングストロームくんはいつもコーヒーカップにすわってる。こんなふうにね。
昔、兄から銀河帝国の興亡を奨められてずいぶん熱中した。最近、夜明けのロボットを図書館で借りて読んで、これが面白くて、そのあと、ロボットと帝国を読んだら、タイトルは違うのに登場人物が同じなのに感動した。解説を読んだら、その後のストーリーは、ファウンデーションと地球だというので、ジュンク堂で手に入れて読んだら、大きな流れがつかめた。ファウンデーションの彼方へも読み、ファウンデーションの誕生も読み返してみると、いままで気がついていなかったことにたくさん気がついた。あらためて、ストーリーを追って行きたくなった。
キーとなる言葉を記録して行くことにした。
まずは、鋼鉄都市から。
鋼鉄都市
The caves of steel 1953 Isaac Asimov
ライジ・ベイリ：C5級刑事
R．サミー：メッセンジャーを務めている
ヴィンス・バーレット
ジュリアス・エンダービイ：ニューヨークシティ警視総監
ジェシイ、ジェシイ・ナホドニ：2002年、独身居住区
スペーサー殺人事件
スペースタウン
ロイ・ネメヌウ・サートン：社会学博士、ロボット学を専攻
エンダービイはサートンと面会の約束がしてあった
もう五分遅かったらぼくがこの死体の発見者になっていただろう
実にむごたらしいものだった
スペーサーは治外法権を持っている
宇宙国家連合（50の国家）はこれを口実に厖大な賠償を要求することもできる
25年前、宇宙空間から宇宙船が現れてワシントン、ニューヨーク、モスコウへ降下し、スペースタウンを建設した
地球連邦警察庁は絶対に手を出さない
スペーサー側の条件：スペーサーのパートナーと組んで捜査すること
本国政府に殺人事件を報告しない
R.ダニール・オリヴォー
電子頭脳の発明：地球
生産手段としてロボットを使い始めた：地球
工業用・農業用：地球
25年の間にスペーサーの半強制的な促進法によって、ロボットはしだいにシティの中に浸透
地球の人口：増加の一途
いつの日か、シティの全能力をもってしても、一人当たりに配給されるカロリー量が、基本量を割ってしまう日が必然的にやってくる
スペーサーの住むドーム
スペースタウン連絡路
地球型のロボット
スペーサーのロボット：個性を持っている
シティは能率の絶頂にある、厳格な形式の中で生きることを強要し、個人生活を不動の科学的コントロールのもとに秩序立てることを要求していた
鬱積した抑制は、時折、爆発する
ベントリイ・ベイル：息子
地球が健全な現代化を遂げた暁には、全銀河宇宙にとって大きな利益になるであろうことは、われわれの共同の信念です
しかし、宇宙国家連合中のあるものは、地球が現代化された場合、帝国主義的勢力となると考えている
これはとくに、地球に比較的ちかい歴史の古い諸国家、したがって、宇宙飛行の初期数世紀間において、政治的、経済的に地球の支配を受けていた国家間において有力な意見となっている
地球の人口：80億人超、ウラニウムがなくなりかけている
宇宙国家：55億人
宇宙国家が地球にロボット文化を強制することは、やがては銀河系内に破壊と滅亡の種を播くことになる
こうした感情的要素が、対地球政策の失敗によって増大の一途を辿るならば、スペースタウンそのものも、意義も、ともに長い生命を保つことはないだろう
サートン博士は、ことの重大性を認識して、地球人の心理を理解するための、全く新たな、かつ強力な手が打たれなければならないと考えた
地球を改造しようとするならば、スペーサーはスペースタウンの隔絶を自ら廃し、地球人と交わらなければならない
地球人の中に入っていかなければならない
地球人のように生活し、考え、地球人と一体とならなければならない
こうした主張にも拘らず、サートン博士自身が、地球のどのシティにも、入ってくる勇気はなかった
シティに入ることに対する障碍は、ロボットの場合はまったく異なる
地球人に受け入れられ、地球人の生活をより詳細に観察することができる
ダニール：現在のところ、サートン博士がこのために作成した唯一のロボット、サートン博士をモデルにしている
C/Fe：炭素と鉄を並列した基準で結合させた文化
シティからの出口：502か所
シティの菜園で働いていたロボット：自動農業機械と大差ない構造、人間的要素はほとんどない
ファストルフ博士：
警視総監：熱戦銃を所持してなかった、規則としてスペースタウンに入る前に押収される、能分析を受けた
凶器：発見できない
アンソニイ・ジュリゲル：ロボット学者
ベイル：人類はすでに数千年にわたってロボットを建造してきた、一つくらいのグループが、殺人を犯すロボットを作製できないか
ベイル：人間化した電子頭脳は、第1条を欠くことも可能ではないか
1兆の人口をもつ世界を保つために、太陽系中の無人の惑星、小惑星群から資源を持ってくるとき、輸送システムのごく部分的な故障によって、いとも簡単に、終局的な悲劇に見舞われる
過剰人口を移民させるほうが簡単、無人の惑星に
ジェシイ：地下組織の手先
フランシス・クロウサー：発酵学者、イースト培養の専門家
R.サミー：電子頭脳が完全に活動不能
動機：ダニールが造られた目的を知り、その目的が成就して、地球人が最後には地球から引き離されてしまうことを恐れ、ダニールを破壊しようと決心した
アルファー線噴射器
犯人はサミイに写真用品室に入らせ、そこでアルファー線噴射器を浴びた
ベイリが発電所に入ってアルファー線噴射器を取り、そうしたという嫌疑がかけられた
サートン博士殺害事件の真相をつかまれまいとして、ぼくをお払い箱にしようとしている奴がいる、ぼくを罠にかけようとしている奴がいる
エンダービイ、あなたはウィリアムズバーグ発電所に行った
私はファストルフ博士と独立の通信機で通信している
スペーサータウンのサートン博士を殺したのはあんただ
あんたは地下組織の一員だった、ジェシイがダニールをロボットだということを知ったのは、あなたが知っていたからだ
ぼく以外知っていたのはあなただけだ
ダニール、きみはC/Fe文化の恩恵に浴しすぎたロボットなのに、一人の地球人が一時的な利益のためにそれを利用しようとしたのに気がつかなかった
総監はR.サミーの握っているる知識が危険になったから破壊した
総監が殺人者タイプでないことはわかる
総監に計画的な殺人はできない、しかし、どんな人間でも突発的な人殺しはできる
総監はサートン博士を殺すために行ったのではない、ダニール、きみを殺しに行ったのだ
わざと早く、夜明けごろにやってきた、おそらく、サートン博士は眠っていたろうが、きみは起きているはずだ
きみはドームのドアまで来る筈だった、熱戦銃の放射を浴びて機能停止するはずだった
すばやく逃げ出し、熱戦銃をサミーに返してから、また悠々とサートン博士のドームに歩いて戻るつもりだった
あんたはドームに入ったとき、眼鏡を落とした、そのとき、ダニールそっくりの人影が目の前に現れた
あんたは熱戦銃を撃ち、眼鏡の残骸をかき集めて逃げた
間違いだった、過失だった
エンダービイはフロアにくずれおち、意識不明となった
スペーサーは、あんたを裁くことよりももっと大きな問題を抱えている
もしあんたが彼らに協力するならば
あんたの力で、銀河植民の再開の方向へ懐古主義者を振りむけることが可能になれば、おそらくスペーサーは事件を有意義な犠牲と考えてくれるだろう
真相を知っているのは、ぼく一人じゃないんだ、スペースタウン全体が知っているんだ、ぼくを片づけようとすれば、きみの破滅のもとになる
いつか宇宙植民養成学校ができれば、ベントリイを一番に入れるよ
第1巻
第２話